22歳独身女性探偵の割り切り体験告白

探偵会社に高校を卒業してからすぐに就職したから、
かれこれこの仕事を始めてからもう二年が過ぎようとしている。
探偵という仕事は現実と夢のギャップがすさまじく違う商売だ。
テレビの探偵なんて神話と同じレベルだ。
ありえない。
あんな探偵いないし、あんな事件はない。
あんなことで呼ばれるのは探偵ではなく警察である。
本当にね。ため息がでるくらいだよ。
私の仕事は、浮気調査。
というか、探偵会社に持ち込まれる以来の大半が浮気調査だ。
本当にどうしようもない人間同士の惚れた腫れたで
商売が成り立っている因果な仕事。
割り切りで女とセックスしている夫に対して、
もう堪忍袋の緒が切れた奥さんが離婚の証拠として
依頼をしてくるように来社したりすることはよくある。
その割り切り交際現場を抑えるために、
何時間にも及ぶ張り込みをラブホテルの前でしなければならない。
探偵の仕事は忍耐力と体力がものをいう。
だって張り込みなんてターゲットが出てくるまで続けられる。
十時間を外で過ごすなんて当たり前。
私はこの仕事をしてから肌がかなり焼けた。
入社前と現在では、まったく肌の色が違う。
私だって女なのにちょっとたまに悲しい気持ちになる。
休みなんてほとんどないし。
週休二日なんて、あれ嘘。
依頼の仕事がひと段落して、片付くまで休みなんてない。
ずっと車で寝泊りなんて普通のこと。
当然出会いなんてないし、
もし恋人ができたとしても休みが合わないからデートできないし、
意味ない。